皆さん、こんにちは!
私たちは1912年の創業以来、「さく井(井戸掘削)」で培ってきた水と土に関する技術を活かし、特殊土木工事の分野でも多くの実績を重ねてきました。
今回は、私たち特殊土木部門の主軸である地すべり対策工事に欠かせない「集水井(しゅうすいせい)」について、その役割や日さくならではの技術、さらにはDXへの取り組みをわかりやすく解説します!
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1. 集水井とは?地すべり対策工事における役割と仕組み
2. 困難な現場を解決する!日さくの特殊技術「ST集排水工法」
3. 既設集水井の健全度を確認する最新の維持管理(DXへの取り組み)
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1.集水井とは?地すべり対策工事における役割と仕組み
「地すべり等防止法」において「地すべりとは、土地の一部が地下水等に起因してすべる現象又はこれに伴って移動する現象をいう」と定義付けられています。つまり、地すべりを発生させる最も重要な要因は地下水ということです。
したがって、地すべり対策工事で最初に実施すべき対策は、普段は私たちに恵みをもたらす一方で、斜面の安定に対して悪さをする地下水を排除し、地下水位を低下させることです。
「集水井工法」は、この地下水排除工法の代表格です。
地すべり対策は「水抜きに始まり、水抜きに終わる」と言われるほど地下水のコントロールが重要であり、地表からのボーリングでは届かない「深い層の地下水」を抜くために集水井が活躍します。

【集水井の仕組み】
(1) 地上から直径約3.5m、深さ10〜30mの立坑(たてこう:コンクリートセグメントやライナープレート等による井筒)を掘削します。
(2) その立坑の中から、周囲に向けて放射状(扇状)に集水ボーリングを施工し、有孔管(主にφ50mm程度)を通じて地下水を立坑内に誘導します。
(3) 立坑内に集めた地下水を、排水ボーリング等を用いて地すべりブロック(地すべりで動いている土地)の外へ排水します。
2.困難な現場を解決する!日さくの特殊技術「ST集排水工法」
大規模な地すべり地帯では、標準的な集水ボーリング(直径40〜90mm)では排水が追いつかないことがあります。そこで活躍するのが、日さくが保有する「ST集排水工法」です。

【ST集排水工法の3つの強み】
・大口径で圧倒的な排水量:直径300〜800mmの太い集排水管を設置可能です。
・高精度な施工:先導管の方向を修正しながら、狙った地下水帯へ正確に管を通すことができます。
・狭小地対応:短く分割された管を繋ぎ合わせるため、直径3.5mの狭い井戸(集水井)内からでも発進が可能です。
建設会社や建設コンサルタントの皆様からも、「厳しい条件の現場でも頼りになる」と高く評価をいただいている日さくの主力技術です。
3.既設集水井の健全度を確認する最新の維持管理(DXへの取り組み)
ここまで、集水井の仕組みや、日さく独自の「つくる(建設)」技術についてお伝えしてきました。
しかし、地すべりから地域を守る集水井は、過酷な地中で何十年も稼働し続けるため、「つくって終わり」ではありません。完成した施設を長く安全に使い続けるための「守る(維持管理)」技術が非常に重要になります。 私たち日さくでは、老朽化した施設の点検・修繕に最新のデジタル技術(DX)を導入し、集水井の長寿命化に貢献しています。
・3Dレーザースキャナーによる安全・高精度な点検:
人が既設の深い立坑に入ることは、墜落や酸欠等の危険が伴います。日さくでは、地上から3Dレーザースキャナーを吊り下げて内部を自動計測。人が立ち入らないため現場の安全管理(労働災害防止)に直結し、計測時間も大幅に短縮できます。
▼「レーザースキャナを使用した集水井の点検」動画
・水中カメラ診断&超高圧洗浄:
見えない配管の詰まりは水中カメラで可視化。目詰まりした管は、特殊ノズルを用いた超高圧洗浄で集水機能を回復させます。
ここまで、集水井の基本から、日さく独自の施工技術・最新の維持管理についてお伝えしてきました。「調査・設計から施工、維持管理までワンストップで対応できる」ことが私たちの最大の強みです!
最後に、集水井に関してよくお寄せいただくご質問にお答えします。
【Q&A】集水井に関するよくあるご質問
Q1.「集水ボーリング工」と「集水井工」の違いや使い分けのポイントは?
A.どちらも地下水を抜く工事ですが、アプローチが違います。「集水ボーリング工」は地表から斜面に直接穴を開けますが、「集水井工」はまず地面に立坑を掘り、その中から放射状に水を抜きます。地表からでは届かない深層の地下水を、広範囲に抜きたい場合に集水井が選ばれます。
Q2.建設から数十年経過した集水井の点検や補修はお願いできますか?
A.はい、可能です。私たち日さくでは、3Dレーザースキャナーによる非接触の形状測定や、水中カメラによる詰まり確認など、最新技術で安全に点検します。機能が低下した管の修繕提案もお任せください。
Q3.民家が近い急傾斜地など、狭い場所でも工事は可能ですか?
A.可能です。施工前に3Dレーザースキャナーやドローンを用いて測量を行い、現場を3Dデータ化します。そのデータをもとにパソコン上でクレーンの配置などをシミュレーションするため、狭い場所でも安全で確実な施工計画を立てることができます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
地すべり対策の設計を検討中の建設コンサルタントや、難易度の高い現場を抱える建設会社のご担当者様は、ぜひ私たち日さくにお任せください!
日さくの特殊土木工事(株式会社日さくコーポレートサイト)
▽下記画像をクリックすると、【集水井工法】と【集水井内の維持管理】のカタログ(PDF)がご覧いただけます。


▽日さくの各種カタログが、こちらのページからダウンロードいただけます。 https://www.nissaku.co.jp/catalog.htm
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