皆さん、こんにちは!
日本は国土の約70%が山間地で、私たちの生活空間のすぐそばにも「斜面」がたくさんあります。 普段は何気なく見過ごしている斜面ですが、大雨や地震の際には「がけ崩れ」などの災害を引き起こす危険な場所に変わることがあります。
そんな災害を未然に防ぎ、皆さんの命と財産を守るのが「急傾斜地工事」です。
今回は、私たちの特殊土木工事の中でも特に重要な「急傾斜地工事」について、その基礎知識から日さくの技術まで分かりやすく解説します。

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(1)「急傾斜地」ってどんな場所?
(2)急傾斜地工事の目的と難しさ
(3)日さくの対策技術 ― 斜面を守る多様な工法
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(1)「急傾斜地」ってどんな場所?
まず、工事の対象となる「斜面」について整理してみましょう。
斜面は大きく分けて、自然のままの「自然斜面」と、工事などで人工的に作られた「人工斜面(切土・盛土)」の2つがあります。
このうち、傾斜度が30度以上ある自然斜面のことを、専門用語で「急傾斜地」と呼びます。 30度というとスキーの上級者コース並みの急勾配です。こうした場所は、豪雨や地震の影響を受けやすく、崩壊するリスクが高いため、法律(急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律)によって、国民の生命を守るための対策が必要とされています。

(2)急傾斜地工事の目的と難しさ
急傾斜地工事とは、一般にがけ崩れを未然に防ぐための予防工事や、がけ崩れが発生した後の復旧工事のことを指します。
この工事には、平地での作業とは異なる難しさがあります。
急な斜面上での作業となるため、常に足元が不安定であり、施工中に土砂が崩れてくる危険性もあります。作業員の安全確保はもちろんのこと、多くの場合、斜面のすぐ下には民家や道路などがあるため、近隣の方々の安全確保にも最大限配慮しなければなりません。まさに「危険と隣り合わせ」の高度な作業と言えます。
だからこそ、急傾斜地工事においては、技術力だけでなく、近隣住民の皆様や関係各所と良好なコミュニケーションを取りながら工事を進めることが最も重要だと私たちは考えています。
(3)日さくの対策技術 ― 斜面を守る多様な工法
日さくでは、長い歴史と実績の中で培った技術を活かし、現場の状況に合わせた最適な工法で斜面を守ります。ここでは代表的な工法をご紹介します。
① のり面保護工事(現場吹付法枠工など)
斜面の表面をコンクリートや植物で覆い、風化や浸食を防ぐ工事です。
よく斜面に格子状のコンクリートが見られると思いますが、あれが「現場吹付法枠工(げんばふきつけのりわくこう)」です。
また、環境に配慮し、化学肥料を使わない「バイオプラスターチ吹付工法」など、自然と調和する緑化技術も積極的に取り入れています。

② アンカー工事(グラウンドアンカー工)
斜面の奥深くまで「アンカー(いかり)」のような強い鋼材を打ち込み、その引張力で斜面を縫い止める工法です。表面の保護だけでは抑えきれない大きな力がかかる場合や、不安定な土塊を固定する場合に用いられ、「抑止工(よくしこう)」としての役割を果たします。
③ 土砂防護柵(落石防護柵工)
がけ崩れ等が発生した時に崩壊土砂や落石を受け止めるために、斜面下部に防護柵を設置する工法です。
近年は、斜面にできるだけ手をかけずに自然の状態で残すことができることから、採用される機会が増えてきています。
日さくは、地質調査から設計、施工・維持管理までをワンストップで行える「水と土の総合エンジニアリング企業」です。地盤の状態を正確に把握した上で、これらの工法を組み合わせ、強靭な国土づくりに貢献しています。
(まとめ)安全な暮らしの基盤を支えるために
急傾斜地工事は、決して目立つ仕事ではありませんが、地域の方々を災害から守るための「縁の下の力持ち」です。「裏山が崩れそうで心配」「斜面のひび割れが気になる」といった不安があれば、専門的な調査や対策が必要かもしれません。
日さくは、あなたのいのちと財産を守り、伝統と最新技術の融合で、安全・安心な国土づくりに貢献し続けます。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 「急傾斜地」とは、具体的にどのような場所を指しますか?
一般的に、傾斜度が30度以上ある自然斜面のことを「急傾斜地」と呼びます。このような場所は、大雨や地震の際に崩壊するリスクが高いため、適切な調査と対策工事が推奨されます。
Q2. どのような工事を行うのですか?
斜面の状態によって異なりますが、表面をコンクリートの枠で固める「のり面保護工(現場吹付法枠工)」や、地中深くに鋼材を通して斜面を固定する「アンカー工」などが代表的です。日さくでは、現場に最適な工法をご提案します。
Q3. 工事によって、自然の景観が損なわれませんか?
コンクリートで固めるだけでなく、植物の力を利用した「緑化(植生工)」も可能です。日さくでは、環境に配慮した技術(バイオプラスターチ吹付工法など)を用い、周辺環境との調和を図る工事も積極的に行っています。
Q4. 調査から施工まで、まとめてお願いできますか?
はい、可能です。日さくは「水と土の総合エンジニアリング企業」として、地質調査・設計・施工・維持管理までをワンストップ(一貫対応)で行えるのが強みです。
別々の業者に依頼する手間が省け、スムーズに工事を進められます。
Q5. 工事中の近隣への影響が心配です。
急傾斜地工事は民家に隣接することも多いため、日さくでは作業員の安全はもちろん、近隣住民の皆様の安全確保とコミュニケーションを最重要視して工事を進めています。安心してお任せください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
日さくの急傾斜地対策や特殊土木工事についてもっと知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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